とんでもなく便利なLINE@を使いこなせていない飲食店必見の活用方法と成功事例

広告,ライン,LINE,手段飲食店経営
この記事は約5分で読めます。

「インスタグラム、LINE@、フェイスブックにツイッター。色々とあるけど結局SNSってどれに力を入れればいいんですか?」、「うちはカフェだから業態的にインスタ映え狙いでしょうか」などSNSの相談をよく受けます。せっかく取り組むなら成果を出したいのは番人共通です。本稿ではLINE@の特徴とその運用について掘り下げていきます。

そもそもLINE@とは?

 LINE@とは、ビジネス向けのLINEアカウントで、LINEを通じてお客様に対する情報発信やコミュニケーションの活用ができるツールです。日常生活で使用するLINEは1対1のコミュニケーションに特化していますが、LINE@は1対複数のコミュニケーションが可能になります。

LINE@の強み:圧倒的ユーザー数

LINE@が母体とするLINEは、日本人だけで8,400万人ものユーザーがいます。しかもその86%がアクティブユーザーというとんでもない利用率。インスタ映えスイーツが飛ぶように売れる昨今、飲食業界でなにかと話題のインスタグラムですらはユーザー数3300万ですからLINE@のもつ潜在的マーケットは計りしれません。

他のSNSと、LINE@の違い

LINE@は、飲食店のアカウントと”友達登録”してくださったお客様に対してメッセージを送れるサービスです。したがって新規集客には向かないものの、一度ご縁があったお客様とコミュニケーションを図る特化した追客のツールといえます。またもう1つの違いは、効果的な運用をするには有料プランを検討した方がいいことです。

LINE@の料金

LINE@は初期費用無料で始められますが、メッセージ配信数に応じて次の通り料金がかかります。

  1. フリープラン (無料、月に1000通まで)
  2. ライトプラン (月額5000円、15000通まで)
  3. スタンダードプラン (月額15000円、45000通まで)

上記を超える配信数に関しては従量課金で1メッセージあたりに3〜5円の料金が加算されます。参照:公式ページ

目指す事業規模にもよりますが、1000通までの配信数では実際のマーケティング効果を生みにくいため現実的に5000円以上のコストがかかると考えてはじめるべきかと個人的には捉えています。

Kent
Kent

とは言え、実は無料でLINE@で行うズルい工夫はあります。 少しセコい方法なのでさすがに堂々とここでは書けませんが….(笑)🙏

LINE@の活用方法

 料金がかかるとはいえ、具体的な活用方法をみていきましょう。様々な機能をつかいこなすと、具体的に以下のような活用ができます。

  1. 定期的に思い出していただき来店に繋げる(ブログの代わり)
  2. (印刷代のかからない)クーポンを発行する
  3. アンケートをとる(ニーズ調査)
  4. ホームページやインスタグラム、オンラインショップなど他の情報にアクセスを誘導する(連携)
  5. プロモーションを行う(メルマガの代わり)
  6. 予約や問い合わせにどのスタッフでも気軽に対応でき、かつ履歴が残る

上記のうち、1.が思いつきやすいのですが、実際さほど重要ではありません。また2.のクーポンも印刷代がかからない観点ではプラスですが、飲食店が割引をすること自体が経営上おすすめできません。

LINE@のおすすめ活用方法①:アンケート(ニーズ調査)

料理やサービスの満足度を伺い、改善に繋げるのは大切です。しかしPDCAサイクルを回す目的以外に重要なのが、ニーズ調査です。例えば新メニューを開発する時、何が売れるのかわからず悩むことはありませんか?

また「私はこれが流行ると思う」「僕はこれがお客様ウケいいと思う」では水掛け論で、社内での意見もまとまりません。そんな時LINE@でアンケートを配信していれば、「お客様のニーズだから」と可視化された明確な根拠で商品開発をスムーズに進められます。時間も原価もかけた商品が、ニーズがなくて売れず振り出しに… なんて最悪の経験からもうさよならです!

LINE@のおすすめ活用方法②:他の情報にアクセスを誘導する(連携)

IT、SNS全般に共通する話ですが、情報をリンクさせてアクセスを拡散することは超・重要です。頭では理解できても、実際にリンクさせられている例はごく稀です。

例えばよくある失敗例が、インスタグラムのフォロワーはそこそこいるけど、LINE@の友達追加数が伸びないとか、LINE@の友達はそれなりにいてもホームページへのアクセスへの誘導が雑だったりなど。「連携」は簡単に記しきれない重要な内容ですので、後日詳しくまとめたいと思います。

Kent
Kent

IT、SNSのアクセス誘導に限らず、新店をオープンする、デリバリーを始めるなど告知したい時、的確に情報へアクセスを誘導できる顧客リストとしてLINE@が機能するのは、かなり心強いですね。

LINE@のおすすめ活用方法③:プロモーション

 前述の通り、LINE@のアクティブユーザー率は86%。毎日使用するツールだからこそ、配信すれば見ていただける確率が桁違いです。例として大手焼き肉チェーン店安楽亭は、従前の文字のみで訴求するメルマガの反響率が0.1パーセントだったにもかかわらず、LINE@に切り替えたところ反響率が1.6パーセントと、なんと16倍にも増加しました。

LINE@のおすすめ活用方法④:予約・問合せフォーム

 飲食店にとって、自動予約システムは重要です。例として西荻窪の本格鉄板焼店は、電話での予約システムからLINE@を用いての予約システムに変更したところ、履歴が残るためアルバイトの共有不足による予約ミスがなくなったとのこと。またピーク時の電話対応がなくなり、売上がはなんと30%もアップ!これはすごいですね。

Kent
Kent

予約フォームは、LINE@の代わりにホームページに予約機能をつける方法があります。自社のホームページであればどれだけ予約がきても月額無料で使えますので、月々5000円のLINE@を3年間使った場合と比べると18万円も節約になります。