コロナでいろんな補助金あるけど、多すぎてよくわからないんだよね。
そうなんですよね、たくさんあり過ぎて皆さんそろそろ疲れてきてる頃みたいで、せっかくの補助金を見落としているみたいで…
- 京都府の経営者が見逃しがちな補助金
- 混同しやすい補助金
- 補助金がもらえる事業内容と、もらえない事業内容
- 補助金の上手な活用方法
気づきにくい補助金が多く存在する
「補助金」はコロナ以前から常に周期的に公募されています。しかしコロナをきっかけに「助成金」や「給付金」など似た名前の支給金制度に触れる機会が増えました。
コロナ以前は補助金に触れる機会がなかった事業者にとっては、全ての制度が同じに見えて区別が大変。
それぞれに発行している機関が異なります。国が支給している全国版の給付金は、テレビなどで取り上げられて有名なため認知度が高いのですが、都道府県が支給する補助金は知らぬまま期限が過ぎてしまうことも多いようです。
補助金は複数個、併用可能。6月16日、新たな補助金がスタート
同じ「補助金」という名前でも、それぞれ異なる補助金が同時に5つほど存在します。京都府は令和2年6月16日、新たに「京都府中小企業者等緊急応援補助金」を出したのですが、コロナのピークが過ぎた時期と被り、あまり気づかない経営者が多いようです。
4月、5月に申請した補助金と混同してたわ
京都府中小企業者等緊急応援補助金と勘違いしやすい補助金
「中小企業者等」や「緊急」という似た言葉のついた補助金が、京都府だけでも4つ存在するため、混同してまう方がとても多いようです。
本記事で紹介している「応援補助金」は、「再出発支援補助金」と2つ合わせて「(新型コロナウイルス感染症対策中小企業者等)支援補助金」と呼ばれています。
また、2020年4月に応募を終了した補助金で「(中小企業等新型コロナウイルス対策)緊急支援補助金」と勘違いされることが、非常に多いようです。
本記事が扱うのは、“緊急”支援補助金ではなく、 支援補助金。さらに支援補助金に含まれる2つのうち、対象の広い応援補助金について解説します。
京都府中小企業者等緊急応援補助金のメリット
<応援補助金のすごいところ>
- もらえる確率が非常に高い
- 業種の制限がない
- 今年開業したばかりの事業者もOK
もらえる確率が非常に高い
通常、補助金は審査が厳しく、申請しても受託されるのは難しいものです。中には採択率が1%を下回る補助金も。
ところが今回の補助金は、予算がなんと40億円! そのため正しく申請さえすれば、ほとんどの全ての事業者が支給を受けることができると補助金担当の方は電話でおっしゃっていました。
業種の制限がない
昨今の補助金はもっぱら、コロナで打撃を受けた飲食店などのみが対象でした。しかし本補助金は、売上が減少していない事業所も含め、ほぼ全ての事業者が対象となります。(性風俗やキャバクラなど一部だけは例外)
今年開業したばかりの事業者もOK
これも嬉しい点ですね。ただし新規事業が対象の補助金なので、ホームページを作るなど、新しい取り組みを行っている場合のみ補助金を受け取ることができます。詳しくは後述します。
申請の注意点
- 役所への書類の持参は不可
- 令和2年4月1日から8月31日に実施し
- 9月15日までに支払い及び申請を終了しなければいけない
- 購入・外注した成果物の写真と、領収書が必要
2. 郵送申請
〒602-8799西陣郵便局留 京都府事業再出発支援補助金センター宛
もらえる補助金額
事業規模により変動します。
【定義】※例として飲食店(小売業)の場合
小規模事業者:常時使用する従業員の数が5人以下
中小企業者:上記以上の規模(従業員50人以下、資本金5,000万円以下)
事業規模の定義は業種により変動するため、(公式)中小企業者等緊急支援補助金募集要項で確認しておきましょう。
小規模事業者、個人事業主の場合
中小企業者の場合
以上のように、非常に嬉しい補助金ですが、補助を受けられる対象が、新規事業のみに限られている点は注意必要です。それでは新規事業とはどんな事業を指すのか、具体的にみていきましょう。