飲食店経営がFLコストを削減すべき理由と、その方法

飲食店経営
個人店経営者

無駄遣いをしてるつもりはないんだけど、経費って気付けばたくさん使ってしまってるんだよね。なにか経費を抑える方法はないかな?

経費を削る方法はたくさん存在しますが、経費に占める比率が最も高い”FLコスト”から見直していくのが効果大です。

ということで

この記事の内容

  • そもそもFLコストとは何か
  • FLコストが何故重要なのか
  • FLコストで削るべき経費
  • FLコストを削減する方法

FLコストとはFood Laborコスト

Foodコスト(食材)と、Laborコスト(労働者)の頭文字をとり、合わせてFLコストと呼びます。食材費と人件費を合わせた呼び方です。

FLコスト削減は飲食店経営の「変動費」を占める

飲食店経営において、FLコストは売上の60%前後を占める経費です。残りから家賃などを含む他の多くの経費を払わなければいけないため、いかにFLコストを抑えるかが飲食店経営を大きく左右します。

FLコストで削れる経費は人件費

とは言え、FLコストを削るのは容易ではありません。とりわけ食材費をケチれば飲食店としての提供価値の低下に直結します。

一方、人件費の削減は実はさほど難しくありません。一般的に人件費は25~30%が目安とされますが、私の経験から言うと15%前後は十分に実現可能な範囲です。

FLコストを削減する具体的な方法

具体的にFLを削減する方法を紹介します。

Foodコストの削減:廃棄を減らし、冷凍食材を大ロットで仕入れる

  • 冷凍食材の購入はインターネットで。大ロットで買えばオフラインの卸業者より圧倒的に安い
  • 注文数が少なく廃棄になる冷蔵メニューは削る
  • 新規開業の場合は、専門店を検討すべし

M mart使ってますか?値段だけでなく、質も素晴らしい食材が多く揃っています。食材のネット購入で他にみなさんのおすすめがあれば是非教えてください。

Laborコストの削減:注文を伺う手間を減らして人件費を削る

接客スタッフ自らが注文を伺う手間を極力減すだけで、少人数の接客スタッフでも飲食店を運営できるようになり、人件費をかなり削減することができます。

しかし接客を売りにしている個人経営の飲食店であれば、注文制をやめるのはハードルが高いように感じるかもしれません。業種や状況に合わせ、個人経営店でも人件費を削減できる現実的な方法については下の記事の中で、詳しく解説しています。

ライター : 犬塚 健斗

20代はシェフとして修行。その後、IT大国インドに渡ってプログラミングを学び、帰国後スタンドオンを開業。インバウンドとMEO対策のコンサルティング事業を手掛ける。また自ら飲食店経営を経営し、MEO対策を実践した結果4ヶ月で連日満席の繁盛店に成長。飲食店では考えられない利益率38.1%の経営を実現してきた。その他、フォトグラファーとしても活躍している。