もはやどのビジネスにも欠かせない中国へのインバウンド対策。中国語メニューで対応すればいいと思っていませんか?実は売上アップに繋がる大切な対策が他にもあります。この記事では、当店の経験も踏まえた上での有効かつ立証された中国へのインバウンド対策法をお教えします。
インバウンド対策を考えるなら最も視野にいれたい国、中国
来日数ダントツ1位の国が中国。年間を通して安定的に大多数を占めています。香港、台湾も合わせて中国語圏として捉えるならぶっちぎりで、これを見逃すわけにはいきません。
また旅行中の消費額も高く、”爆買い”というワードが有名になったのも記憶に古くありません。
引用<https://honichi.com/>
中国対策のインターネット業界はユニーク
日本でも世界でも有中国政府が大きく関与しています。反政府運動に繋がると国外ウェブサイトの閲覧を規制したり、現地法人がないとサーバードメインが取得できなかったりします。その代わり独自のwebサービスが普及しており、インスタグラムやフェイスブックと変わらぬ力を持つプラットフォームが数多くあります。それらを押さえておくことは大変有利です。
SNS
- 微博(ウェイボー:中国版ツイッター)
- 微信(ウェイシン:中国版ライン)
- 大众点评(たいしゅうてんぴょう:食べログと、じゃらんと、ホットペッパービューティが全部に合わさったようなサイト。いや、それよりも大規模です。)
中国のその他にも様々なプラットフォームが存在します。
飲食店なら大众点评に登録して口コミ数を伸ばすか、後述の通り微博,微信でインフルエンサーの協力を得るのがいいでしょう。
いずれの登録にも、中国のスマホ番号が必要です。代行業者に依頼すると年間40万~70万円ほどの料金がかかります。月々30万円で
<予算のある企業向け>KOL(インフルエンサー)を活用する
日本ではInstagramで活躍するインスタグラマーなどがこれに当たります。しかし10倍の人口を抱える中国では、インフルエンサーの持つ影響力も比例して大きいのです。
とはいえ中国語で彼らにコンタクトするには広告代理店を介するのが一般的で、その分コストも嵩みます。予算のある企業に適したプロモーションと言えるでしょう。
インフルエンサー活用
具体的にKOL
支払いツール
多くの外国人を始め、中国人も現金を持ち歩かない主義です。主流はAlipayと呼ばれるモバイルペイメントアプリです。店頭での支払いの他に宿泊の予約もできる優れもので、ほとんどの中国人が利用しています。
よく似た機能を持つWechat payも必要かと疑問を持つ方もいると思いますが、現地の方の話ではAlipayが主流とのことなので特に必要なさそうです。
マナー
中国人のマナーの悪さはメディアでも数多く取り上げられています。ですが、日本人観光客だってマナーが悪いと思われていた時代がありました。マナーは文化的背景・宗教・道徳で変わり、国が違うということだけで相異するものではありません。”中国人だから”ではなく、”外国人”としての捉え方にかえていきませんか?その上で、日本では受け入れられていないマナーを提示すればきっと理解してくれるはずです。
メニュー
暖かい料理
冷菜や常温惣菜はあまり好まれません。もちろんサラダは例外。暖かい料理があまりに少ないと入店しても帰られます。
味の濃い
中国に限った話ではないですが出汁の味はあまり受けません。繊細な出汁の味がわからないという話でなはなく、ただ食文化の違いです。中国の料理は味がしっかりとついたものが多いので、濃く辛い味付けが好まれます。
梅酒、果実酒
ビールや日本酒よりも梅酒や果実酒の方が人気です。特に女性向けにテイスティングセットがあると喜ばれるかもしれません。旅行中あまりアルコールを注文する姿が見受けられませんが、本当はお酒に強い中国人。どんどん販促していきましょう。
暖かいお茶
中国人は日常的に白湯を飲む習慣があり、それは旅行先でも同様です。日本人のアガリとは感覚が違い食前や食中にも飲みます。なのでポットで準備しておくのがいいでしょう。急須で提供して、料金を頂戴するのも一つの手です。
言語の壁
会話
英語での会話をおすすめします。もしあなたが中国語が堪能ならば問題ありませんが、インバウンド 対策として意気込んで中国を学習するのはオススメしません。初心者まるだしの中国語で話しかけては、完全に相手のフィールドに飛び込むことになります。
私たちが海外旅行にいく時のことを思い出してください。英語だとオドオドしてしまうのに、あまり上手くない日本語で話かけられると即座に気が大きくなった経験ありませんか?お互い”フェアに苦労する”ために、英語での接客をお勧めします。
中国語メニューを作る
かといって中国人の英語力は決して高くはありません。入店しても、中国語メニューがないと帰ることもあります。googleなどの翻訳機能の利用は精度が低く誤解を与える可能性もあるので、翻訳サービスを利用するか外国語メニューを制作している会社に依頼した方がいいでしょう。比較的低コストで済むためおすすめです。